4月15日、学校法人昌平黌と韓国儒教文化振興院は「儒学の相互発展に関する交流協力協定」を締結いたしました。

韓国儒教文化振興院は、韓国における儒教文化および国学研究の推進を目的として、儒教的価値の現代化と普及を担う研究機関として、2022年に開院しました。
同院では、儒教文化に関する多様な研究を基盤とし、人文学的視座に立った取り組みを通じて、社会の各層との積極的な交流事業を展開しています。
また、図書館?文書館?博物館の機能を併せ持つ複合文化空間を活用し、学術研究の成果を広く社会に還元するとともに、儒教文化の継承と発展を総合的に推進しています。
本協定は、学術研究および人材育成の分野における連携を基軸として、儒学文化の継承と現代社会における新たな展開を共同で推進することを目的とするものです。単なる交流にとどまらず、思想?教育?実践の各側面において持続的な協働関係を構築することに、その本質的意義があります。
当日は、本学1号館第一会議室において、韓国儒教文化振興院 鄭在根院長をはじめとする訪問団をお迎えし、終始落ち着いた中にも温かみのある雰囲気のもと、締結式が執り行われました。
式では、これまでの交流の経緯と協定の趣旨が共有された後、本法人の緑川浩司理事長と鄭在根院長が協定書に署名して取り交わし、今後の連携の基盤が正式に確立されました。

【協定の主な内容】
本協定に基づき、両機関は以下の分野において具体的な連携を進めてまいります。
?儒学文化に関する学術研究の共同推進
?教育および文化事業の連携実施
?学術資料?研究データの相互活用
?学生訪問プログラムの企画?運営
?施設の相互利用
これらの取り組みは、個別事業の実施にとどまらず、学術基盤の共有と人的交流の循環を通じて、長期的な研究?教育体制の強化へとつながることが期待されます。
締結式後には、大成殿へと場所を移し、その沿革や孔子祭について説明を行いました。
伝統を今に伝える空間において、訪問団の皆様は深い関心を示され、熱心に耳を傾けられていました。特に、本学の大成殿が屋上に設けられている点については世界的にも極めて珍しいものであるとの認識が共有され、その独自性に対する評価が寄せられました。そして、開放的な景観と調和したその佇まいについて、「孔子やその弟子たちもきっと喜んでいるに違いない」との言葉が聞かれるなど、和やかな雰囲気の中で交流が深まりました。

その後、記念撮影が行われ、今回の意義深い機会を象徴するひとときとなりました。
また、歓談の場においては、緑川理事長は、遠方より志を同じくする方々を迎えた喜びに触れ、「朋(とも)遠方より来たる有り、また楽しからずや」との言葉を引用しました。
この言葉が示すとおり、本協定の核心は地理的距離を越えた「志の共有」にあります。儒学という普遍的価値を軸に結びついた関係は、一時的な交流ではなく、相互理解と信頼の蓄積を基盤とする持続的な協働へと発展するものです。実際、初対面でありながら旧知の間柄であるかのような親しみが自然に生まれ、会場全体は終始、穏やかで開かれた空気に包まれていました。この雰囲気は、両機関が理念を共有するパートナーとして歩み出したことを象徴するものであり、今後の発展を予感させるものでした。
【韓国儒教文化振興院について】
【韓国における反響】
本協定は韓国においても広く報じられ、中央紙?地方紙?通信社といった複数の媒体を通じて、その意義が発信されています。
報道では、本学が約400年にわたる儒学の伝統を背景に、教育?研究?社会実践を一体として展開してきた点が紹介されるとともに、本協定が日韓における学術?文化交流の新たな節目として位置付けられています。
特に、研究協力、教育連携、学生交流を柱とする多層的な協働体制が評価されており、理念的な合意にとどまらず、具体的な事業として継続的に展開される点に対する期待が示されています。
- 協定締結式に関する韓国での報道
https://www.yna.co.kr/view/AKR20260416065500005?input=1195m
https://www.newsro.kr/article243/1722449/
https://www.sj-ccnews.com/news/articleView.html?idxno=58116
本協定は、志を同じくする機関が国境を越えて結びついた出発点であり、その意義は形式的な連携の枠を超えるものです。
理事長の言葉が示すように、志の共有は人と人、そして機関と機関を深く結びつけ、持続的な信頼関係を生み出します。今回の協定に対する韓国での広範な反響は、その価値が広く共感された結果であるといえます。今後は、本協定を基盤として、研究交流、教育連携、学生プログラムの充実を段階的に進め、両機関にとって実質的かつ長期的な成果へと結実させてまいります。


































































































